Journal of IPCs vol.44
12/44

図2■中級編の様子 2..1..初初級級編編 -12- グラムが必要とされるゲームの製作を通してプログラミングの楽しさを体感してもらえるように構成されています。上級編は、より専門的な内容で実践的なプログラミングを体験してもらいます。 全体のスケジュールは、初級編の参加者が、中級編や上級編にも進むことができるよう計画されました。また、このプログラミング教室は、女子中高生だけでなく、男子生徒や社会人も参加してもらえるように企画されています。 当初は、10月21日と28日に実施する予定でしたが、参加人数の関係で10月28日に初級編が実施されました。参加者は、中学生1名、女子高校生3名、社会人女性1名、小学生1名の6名でした。 初級編は、プログラミングの基本的な概念を楽しみながら学ぶという目的で、ドローンの飛行体験と走行型ロボットの操作の2部構成で実施されました。 ドローンの飛行体験ではScratchを使って離陸から着陸までの飛行手順をプログラミングし、軌跡でいろいろなパターンを描く飛行やセンサを使った机への着陸などを体験してもらいました。走行型ロボットの操作では、装備されたペンで図形や文字を描く課題に取り組みました。 プログラミングについては、企業の方とサポート学生により丁寧に教えることができたので、あらかじめ準備された課題は、参加者の方は全てクリアすることができました。 2..2..中中級級編編 参加者は、中学生3名(うち女性2名)、女子高校生2名、小学生1名(男子)の6名でした。 中級編では、Scratchを用いたオリジナルゲームの作成に取り組んでもらいました。1日目(11日)には、簡単なゲーム作成を通してScratchの使い方を学習し、その後、自分が作成したいオリジナルゲームの考案を行ってもらいました。2日目(18日)には、考案したゲームのプログラミングに取り組んでもらいました。最後に、参加者どうしで作成したゲームを互いに遊んでもらいながら発表会を行いました。中級編の様子は図2の通りです。 体調不良などにより1日目に参加できなかった生徒が数名いたため、以下のような補習をオンラインで実施しました。補習を受けた参加者については2日目では、特に問題なくプログラミングを進めていました。 11月11日と18日の午前と午後に1コマ(2時間)の合計4コマにわたり、中級編を実施しました。▎特集② 情報システムの利活用事例

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る