Journal of IPCs vol.44
14/44

図4■上級編の様子 3..おおわわりりにに -14- 今回の「のめりこみプログラミング」の初級編、中級編については、企業の方に企画していただきました。優しいプログラミングの基本から始まり、徐々に高度な技術へと進むカリキュラムは、参加者のスキルレベルに合わせて細やかに調整されていました。参加者も途中脱落することなく、最後まで進めることができました。上級編は、大学で行っているような技術を習得したいというニーズに応じるために大学側で企画をいたしました。最後の振り返り会で少々難しいという感想はありましたが、こちらも途中で脱落するものもなく楽しく学ぶことができたようです。 私自身は上級編の講師をしており、全ての教室に参加できたわけではありませんが、初級編、中級編ともに、参加者の方には満足していただけたようでした。すべてのコースにおいて、開始時にはプログラミングは難しいものというイメージがあるようで、緊張しながらコンピュータを触っている様子でしたが、ロボットが動いたり、自分の思い通りにキャラクタが動いたりすると、積極的に取り組んでいるようで、自分が出した新しいアイデアを実現するためにどうしたらよいかをサポートの学生に聞くというように積極的に取り組んでもらうことができました。 今回のプログラミング教室では、大分市や学校などの行事と重なったなどの理由により、参加者を思うように集めるのが難しかったという問題はありました。実際に仕事でプログラムを作成している人や大学で研究をおこなっている人から直接アドバイスを受けることで、プログラミングの知識と経験を得ることができるのが、この教室の大きな魅力の一つです。この教室のような機会が増え、より多くの生徒のみなさんが、理工系分野へ興味を持っていただき、将来の進路選択の一つとなる手助けとなることを期待します。 ▎特集② 情報システムの利活用事例

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る